鳥のさえずりが軽やかに聴こえる見上げると電柱が空に突き刺さっている
それは何処までも何処までも澄みきった青空だ
よく見るとその中に地表の自分が映し出されている
もしかしたら私の心が空を歩いているのかも知れない
空に映り込む自分が鳥と一緒に空を飛んでいる
もしかしたら鳥はあなたなのかも知れないわたしと...
鳥のさえずりが軽やかに聴こえる見上げると電柱が空に突き刺さっている
それは何処までも何処までも澄みきった青空だ
よく見るとその中に地表の自分が映し出されている
もしかしたら私の心が空を歩いているのかも知れない
空に映り込む自分が鳥と一緒に空を飛んでいる
もしかしたら鳥はあなたなのかも知れないわたしと...
雪が落ちてくる天からいくつもいくつも落ちてくる
寂しさを抱えながら悲しさを抱えながら
それは幾重にも重なり景色を埋めていく
それは凍えた手に触れ手にした蝋燭の明かりを冷たく揺らす
静かに讃美歌が聴こえるそれはせめてもの暖かなセレモニー
私は灯りを手にして街を歩く雪は泣いているのか
祈りの歌声にあなた...
真赤なギターが奏でる黒い旋律
心の奥に密かに集合したわだかまりがに浮かび上がる
そっと手にすくい黄色い陽にかざしてみる
その隙間から私の涙が流れ星のように流れた
地表に落ちて砕け散った雫は
海に流れ込むこともなく黒い地に吸い込まれていった
地に響く黒い旋律地に響く黒い旋律に
心の奥に密かに集合したわ...
雪が舞う白く白く雪が舞う
目に映る息をしてない街頭に
震えるように灯がともるオレンジ色の灯がともる
白い舗道の冷たさにあなたの影が震えてる
わたしの影が交差する少しでも暖かさを与えようとして
白銀色の雪の中に黒い影が黒い影と重なり合う
雪が舞う白く白く雪が舞う
もうすぐだ星の光も届かない暗い暗い凍え...
今日の冬の雨は冷たい
凍える手で握る濡れたスマホの画面に雨粒が光っている
眼前に広い公園の白い石畳が浮いて見えるそこには流れる水玉のように傘が点々としている
手が届きそうで届かないそんな空間が広がっている
確かにあったのだそこに
心の中に大きな建屋が一つ黒塗りの土台に黒い重厚な屋根
紫の外壁に朱の内...