紫陽花は星なのかもしれないそれは朝露とともに輝き始める
青、紫、ピンク、白それはしっとりと輝き始める
振り返りざまにわたしがあなたを初めて見たときの輝きだ
昼間は日差しを浴びてさらに輝く日陰の花は落ち着き払って存在する
わたしが初めてあなたと話した時に見た笑顔の輝きだ
街中に紫陽花が咲いている星の束...
紫陽花は星なのかもしれないそれは朝露とともに輝き始める
青、紫、ピンク、白それはしっとりと輝き始める
振り返りざまにわたしがあなたを初めて見たときの輝きだ
昼間は日差しを浴びてさらに輝く日陰の花は落ち着き払って存在する
わたしが初めてあなたと話した時に見た笑顔の輝きだ
街中に紫陽花が咲いている星の束...
23時を時計の針が差すわたしの記憶が過去へ歩き出す
チックタック静かな部屋に秒針の音が響く
ベッドに寝転び白い天井を見ながら指でハートのマークを描く
目をつぶるするとそこは海だ
熱くなった砂の上を素足で歩いているあなと
波の音が聞こえる潮の香りがする
どこまでも歩いていく二人で
もしかして24時を過...
つないだ手がちょっと重いそんな春の一日
もうすぐ梅雨なのかなわたしの心も曇り空
家を出てから沈黙が5分は続いている
ちょっと歩く速度がいつもより早い機嫌が悪いときはいつもそうだ
駅へと続く小路紫陽花がきれいだ
ストップ!彼の手を強く握った
うす紫のきれいな花びらに白い蝶がとまっていた
紫陽花にも蜜が...
わたしが空を飛んだのは2年前あなたと
急に体が軽くなり気が付いたら手をつないだまま空にいた
鳥が飛んでいたすぐ隣に
大きく羽ばたきながら私たちにいった
見慣れない方ねしかしきれいな羽だこと
見ると二人とも鳥になっていた
上を見るとどこまでも続く青い空お日様がにこやかに笑っていた
恐る恐る下を見た赤や...
森の中で大きな切り株を見つけたむき出しの丸い木肌は天を仰ぎ
隣の木の枝の影がいくつも重なり黒く揺れているあたかも長い年月を隠すかのように
今となっては深い森の中のその木のことなど知る由もない
どうして切られてしまったのだろうその木は幸せであったのか不幸であったのか
少し歩くと開けた場所に来た青空の下...