わたしの涙が冷たいのはそれはきっとあなたのせい
それは今強く吹いている今日の北風のせいでない
見て
この寂しさが景色を濡らしている
聴こえるの
遠くに潮騒の音が心が凍えている
別れ
世界が二つに割れてしまった今わたしたちは繋いだ手を放し
深く割れたクレパスの底へさらに深い海の底へと落下していく
目を...
わたしの涙が冷たいのはそれはきっとあなたのせい
それは今強く吹いている今日の北風のせいでない
見て
この寂しさが景色を濡らしている
聴こえるの
遠くに潮騒の音が心が凍えている
別れ
世界が二つに割れてしまった今わたしたちは繋いだ手を放し
深く割れたクレパスの底へさらに深い海の底へと落下していく
目を...
雪が降る時の流れの隙間を埋めるように
それはやがて溶け何事もなかったのように時は流れていく
あなたを信じていいのぼんやりとした景色にそう尋ねる
今は夏なのに雪が降る
私の心の隙間を埋めるように凍えた心に雪が降る
それは愛という言葉を隠し深く埋める
止むこともなく降り続く雪8月の深夜
あなたは私の横で...
白い星を雲が隠した暗い夜の闇が広がった
黒い風が吹いた冷たさがほほに触れた
私が歩いているのは本当の道なのだろうか
私の隣を歩いているのは誰そっと指が触れた
感じた温もりに足を止めた
振り向くと誰もいないあなたは誰
微かな泣き声が聞こえたあなたは誰
白い星を雲が隠した見えない道をまた歩き始めた
私独...
紫陽花が霧雨の中に泣いている
青い涙が一つ地面に吸い込まれていく雨音さえ聞こえない静寂の中
わたしの愛が一つ零れ落ちたそして音もせずに地に消えて行った
霧雨は降り続ける紫陽花が悲しく青く光っている
やさしく風が吹いたわたしの頬を撫ぜた
ふと見ると白い蝶が紫陽花に羽を休めていた
紫陽花を慰めるようにそ...
紫陽花は星なのかもしれないそれは朝露とともに輝き始める
青、紫、ピンク、白それはしっとりと輝き始める
振り返りざまにわたしがあなたを初めて見たときの輝きだ
昼間は日差しを浴びてさらに輝く日陰の花は落ち着き払って存在する
わたしが初めてあなたと話した時に見た笑顔の輝きだ
街中に紫陽花が咲いている星の束...