今風が通り過ぎた
冷たい北風が
風よ
私の背中を押して行った風よ
お願いがあります
私の心の重りを持ち去って下さい
一つでも構いません
両手で抱えきれないほどあるのですから
風が言葉を話せたのなら
返事は何と言ってくれるのだろうか
振り向きざまに
手を差し伸べてくれるのだろうか
無言で...
今風が通り過ぎた
冷たい北風が
風よ
私の背中を押して行った風よ
お願いがあります
私の心の重りを持ち去って下さい
一つでも構いません
両手で抱えきれないほどあるのですから
風が言葉を話せたのなら
返事は何と言ってくれるのだろうか
振り向きざまに
手を差し伸べてくれるのだろうか
無言で...
高く飛べ
君よ遥かへ高く飛べ
山を越え大空を抜け
高く飛べ
空に道はない
そこは自由だ
何処までも飛べ
高く飛べ
夢を抱き希望を胸に
空を飛べ
高く
もっと高く
高く
もっと高く
君よ
空を飛べ
あけまして
おめでとうございます
TVでのカウントダウンを聞いていたら
浮かびまし...
ひとコブラクダのジャマルは働き者
熱い砂漠の一人旅
のどが渇くと背中のコブから
水を取り出しストローでチュー
今日は少し離れた隣の街まで
荷物を届けに出かけてます
後から追い掛けてきたのは
友達のシャモー
同じく隣の街まで
荷物を運んでいきます
水を分けてくれないかジャマル
飲み物を忘れち...
冬のある日
遠くの寒い村に
白い雪の精と
黒い炭の精がいました
二人はいつも喧嘩を
してばかりいました
雪の精は不機嫌になり大雪を降らしました
炭の精は怒って炭と薪を隠してしまいました
村人たちは困った困ったようと
寒くてブルブル震えていました
すると一人の子供が元気よく
雪を丸めて大きな...
時を変えることの出来る時計が
世の中に一つだけあったなら・・・
あなたはいつの時間に
時を合わせますか
片付けをしていたら
引き出しの中から腕時計が出てきた
それは父が生前
身に着けていたものだ
父の時が止まり時が無くなっても
無言で時を正確に刻み続けている
今彼の住み家は私のタンスの引...