傘の位置がいつもより高いあなたと腕を組んで雨の中を歩く
春の風がいつもより冷たい花冷えの今日
桜色が濡れそぼるそんな3月の終わり
こんなにいっぱい咲いているのに花の香りはしない
雨の香りとあなたの香りだけが街いっぱいに広がっている
あなたの腕を力いっぱい引き寄せる傘が上の方で揺れる
すれ違う人が見て...
傘の位置がいつもより高いあなたと腕を組んで雨の中を歩く
春の風がいつもより冷たい花冷えの今日
桜色が濡れそぼるそんな3月の終わり
こんなにいっぱい咲いているのに花の香りはしない
雨の香りとあなたの香りだけが街いっぱいに広がっている
あなたの腕を力いっぱい引き寄せる傘が上の方で揺れる
すれ違う人が見て...
6号のカンバスを買ってきた
無意味な事かな
シルバーホワイトを塗りその上にチタニウムホワイトを重ねた
無意味な事かな
濃い緑ビリジャンに少量のホワイトを混ぜその上に塗った
冷めたグリーンのカンバス
無意味な事かな
中心より45度右上に赤いクリムソンレーキで10センチの円を
そして左45度下に5センチ...
雑踏の中小さな陽だまりに身を寄せる
Laylaが聴こえている目の前を通り過ぎる人そして人
その中にあなたを見つけようとしているここにいるはずもないのに
人混みの中のちっぽけな自分陽だまりのスポットライトに照らされている
あなたが目の前を通り過ぎれば僕が見つけるよりも早く僕に気付くはず
そんな幻想を胸...
雪が降っている白い世界が広がっている
私の心は裸になって舞い落ちる雪を捕まえている
凍えてしまうまで動かなくなるまで
あなたはその中にいるきっといる
それは残像ではないあなたの香りがする
幾重にも幾重にも雪は舞い落ちている
私は目をつぶる手のひらに雪が触れる
それはあなたではないそれもあなたではない...
私は花の妖精フロル今日は駅の花壇の見回り日
よしよしきれいに咲いている
駅員さんがいつも手入れをしてくれているから安心かな
明日は花の神様のチェック日きれいに咲いている所を見てもらわなくては
ここはあるターミナル駅朝夕とすごい人数の人が花壇の前を通ります
みんなきれいに咲いている花々を見てなごんでい...