Nicotto Town



イパネマの娘・・・?

ねぇ海から蝶が生まれるって知ってるかい
見て砂浜を独りで歩くあの娘がそうなんだ
それは嵐の翌朝さ輝く朝日を背にして波打ち際にあの娘が立っていたんだ
夢かと思ったよ僕は目を凝らし見とれていた
この村の言い伝え嵐の夜に白いさなぎが打ち上げられ蝶になるんだ
皆の視線を集める砂の上の蝶きっと神様からの贈り物...

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ブラック・マジック・ウーマン

この暑さに溶けだしているアイスキャンディー
そんな崩れそうな愛情をもてあそぶ日々
あなたが私を必要としているほど私はあなたを必要としてはいない
揺れる陽炎の中に私たちの先は見えている
記憶の中に無駄に暑い日が続く
そう私が見ている遠くをあなたは知らない
焼けたアスファルトに二人の影が黒く映り込む
こ...

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祇園祭

京都の夜
鴨川の土手の上
川面を見つめ

打ち上げ花火
ヒュルヒュルと天に舞い
落ちてくるは落下傘
ついでに見える空飛ぶ円盤

四条通を歩く
人、人、人
絣の着物が美しい
提灯が明るく鉾を照らしだす

新町通りに入る
夜店、芋を洗うような人
売り声に掛け声
それ以外は聞こえない
ここにも鉾はそそり立...

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雨の中に

霧雨に煙る坂道を傘も差さず歩く私たち
狭い闇に包まれすれ違う人にも気付かない
二人の呼吸は重なり合うことは無くそれでも無言で歩いていく
想いの一つ一つが剥がれ落ちていく
音もなく
そう全てが消えてしまったのだ
私たちは消えてしまったのだ街灯の光が鈍く路上に滲む
濡れた路上に私たちの影はもう映らない
...

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白い道を・・・

あなたの冷えきった手を立ち止まりそっと包み温める
白い街並みに昇る朝日がそっと差し込むように
白い息が震えながら交差する
遠く山並みが煙っている今夜も雪が降ってくるのだろう
雪を踏む音が聴こえる静かに一歩一歩
新しい世界へ迷うことなく
温め合いながら進む私たちは
確かに一歩一歩と









...

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