「紫の雨」を読んでる
- カテゴリ: 小説/詩
- 2026/05/15 09:17:02
福井爽人のエッセイと詩の本「紫の雨」を図書館から借りて読んでいる。
彼の描く日本画は色と線で語る詩のよう。先日の展示会では彼の書いた詩も一遍、紹介されていた。大空を飛ぶ鳥が最期を迎えた時の詩。胸に迫るものがあった。
福井爽人はわたしの母と同年代で80代後半。「紫の雨」で語られる彼の思い出は、母が若か...
福井爽人のエッセイと詩の本「紫の雨」を図書館から借りて読んでいる。
彼の描く日本画は色と線で語る詩のよう。先日の展示会では彼の書いた詩も一遍、紹介されていた。大空を飛ぶ鳥が最期を迎えた時の詩。胸に迫るものがあった。
福井爽人はわたしの母と同年代で80代後半。「紫の雨」で語られる彼の思い出は、母が若か...
米澤穂信氏の小説「黒牢城」を読んだ。
久しぶりに読後余韻にどっぷり漬かりたくなる小説だった。
主人公は織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠もる荒木村重。彼が何故、織田に戦いを挑んだかは物語が進むにつれ明らかになるがこの小説の重心はそこではない。
堅牢で巨大な城の主である村重が次々に直面する不穏な出来事...
昨日、探し物をしている時に思いがけず失くしたと思っていた本を見つけた。倉橋由美子の「幻想絵画館」。
懐かしくて再読。主人公は聡明な14歳の少年慧君。彼はネット上に「空想動物園」「冥界通信会」「幻想絵画館」「淫夢交歓会」「タナトス学会」などなどの掲示板を運営し会員との交流を楽しんでいる。
この小説の発...
この感想には村上春樹氏の「街とその不確かな壁」のネタバレが含まれてますので注意。
「街とその不確かな壁」は結局主人公の魂は救済されていないし、二つの世界に登場するヒロインも主人公と結ばれたりはしない。でも、わたし達は誰もがこの現実世界を理不尽に思ったり「なじめない」と感じる経験をしたことが多かれ...
大好きなSF作家アンディ・ウィアー氏の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が来年映画公開となるそう。
でも、驚いたのは予告映像が思いっきりネタバレになってること。「火星の人」と違って、このネタバレ映像は初めて物語に接する人の楽しみをぶち壊しにすると思う。
ところで、アンディ・ウィアー氏の短編小説「卵」...