そんなとこでなんにも生まれない
- カテゴリ: 日記
- 2026/05/18 22:47:52
何も生まれない場所っていうのがあるんだ。種をまいても、肥料まいても耕しても水をやってもね。
キノシタが喋りだした。いつものことだ。
「バナナも?」バナナも。
「パイナップルも?」もちろん。育つわけないじゃないか。よりによってパイナップルが。じゃがいもだってヨモギだって無理だよ。
「花崗岩は?」それく...
何も生まれない場所っていうのがあるんだ。種をまいても、肥料まいても耕しても水をやってもね。
キノシタが喋りだした。いつものことだ。
「バナナも?」バナナも。
「パイナップルも?」もちろん。育つわけないじゃないか。よりによってパイナップルが。じゃがいもだってヨモギだって無理だよ。
「花崗岩は?」それく...
カナさん。
どういったらいいかな。この手紙を書き終わるころ、僕は自分がまともでいる自信があまりないのです。でも、なんていうかな。僕はまともさと、まともじゃなさのあわい みたいなのを結構信頼しているんです。信頼?信頼ってあっているのかな。とても大事なものって思っているといえばいいのかも。ああ、ペンを走...
毎週同じに週1回、隣県の母の面倒を見に、電車とバスを乗り継いでいく。県庁所在地へのベッドタウン、というと聞こえはいいけどつまり、高速バスで県を移動しさらに電車とバスを乗り換えてようやく実家にたどり着く。
母は私を歓待する。もう彼女には後がないのだ。夫にも先立たれ、子供しか寄る辺がない。ご近所さんとも...
あの人たちはもう死んじゃったかなぁ。あの人は青葉市子が好きだった。あの人は宮沢賢治が好きだった。私は好きなものがある限り人は死なないと思っていたし私は永久に年を取らないと思っていた。でも世界は私の思った形はしていなかったみたいだ。そういうことが続くと私は何一つ知らないんじゃないかと思う。&helli...
あのね、せんしゅう おとうさんが しんでしまったの。かなしくはないよ だっていしゃは 3年前から おとうさんがもたないって、いっていた。わたしはさいしょから かなしくなかった さいごまでおとうさんがいたくないなら こわくないなら しあわせなら じゅみょうがいっかげつでも さんねんでも 私はどちらでも...