ところが「湿気は敵」とばかりに室内の気密性を高め、冬は加湿器に頼って結露に悩む、という何とも矛盾した現象が現れた。室外空間は、室内空気のゴミ捨て場と化し、排熱によるヒートアイランド現象を心配し、打ち水をするという、これまた何とも矛盾した現象に陥っている。
湿気は、本当に敵なのだろうか。エネルギー価格...
ところが「湿気は敵」とばかりに室内の気密性を高め、冬は加湿器に頼って結露に悩む、という何とも矛盾した現象が現れた。室外空間は、室内空気のゴミ捨て場と化し、排熱によるヒートアイランド現象を心配し、打ち水をするという、これまた何とも矛盾した現象に陥っている。
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▼肌で感じる湿気
*不快指数は湿気指数
かつて天気予報でよく使われた「不快指数」は、温度と湿度を組み合わせて考案された「蒸し暑さを表す指標」。1959年にアメリカの天気予報に採用され、日本でも1961年から用いられるようになった。しかし不快かどうかの感じ方には地域差があり、アメリカでは不快指数75で...
日本では衣食住のほとんどが、高温多湿の夏場対策に重点を置いて発達をみました。湿気の高さは、住みにくい条件の一つです。しかし、日本列島に住む以上、回避するわけにはいきません。今の言葉で言えば、共生するという生活スタイルはこうした風土からつくり上げられてきました。ところが、現代の日本人は、そこで根づいた...
*ステテコは外出着だった
では、衣食住の衣はどうでしょうか。着物も江戸時代になると、三幅巻(みはばまき)のように帯で締めるようになってきますが、わかりやすく言うと、かつては浴衣、甚兵衛のような、ゆったりとした着付けが一般的でした。さらに、袴もスカート状です。これらも湿気対策以外の何ものでもありません...
▼高温多湿でこそ発揮される日本の衣食住文化・湿気と仲良くするライフスタイル
*湿気には日本独自の意味がある
実は私が湿気に興味を持つようになったのは、海外に出てからのことです。日本が位置する北緯30〜45度圏内のところでは、日本の夏と同じように気温が30度を超えます。しかし、日本で感じるような蒸し暑...