吸湿性の低いナイロンやポリエステルの衣服を、蒸し暑い時期に普段の生活で着ていたら、べたべたと肌にまとわりついて我慢できないほど不快に感じるでしょう。ところが特殊な吸水加工をしたポリエステルは、汗を保持せずにうまく放散させる優れた素材として広く利用されるようになりました。最近のサッカーユニフォームが化...
吸湿性の低いナイロンやポリエステルの衣服を、蒸し暑い時期に普段の生活で着ていたら、べたべたと肌にまとわりついて我慢できないほど不快に感じるでしょう。ところが特殊な吸水加工をしたポリエステルは、汗を保持せずにうまく放散させる優れた素材として広く利用されるようになりました。最近のサッカーユニフォームが化...
▼一番身近な環境を整えること衣服気候の風合い
*皮膚には水を感じるセンサーがない
湿度と服の関係をお話をする前に申し上げますが、人間の皮膚に「水を感知するセンサー」がないことをご存じですか。
私たちの皮膚には温覚、冷覚、触覚、圧覚、痛覚など特定の刺激を感受する点があります。
例えば皮膚上に直径1mm...
日本のように「暑いから窓を開けたら、隣の家が見えてしまうので、窓は開けない」というほど敷地が狭いのでは困るわけです。これでは「家の中の気候をどうする?」とか「ライフスタイルをどうするの?」と問われても、選択肢が少なくて答えようがありません。
実は、根本的に考えなくてはならないのは「自分がどう暮らすか...
*伝統的な建築材料がマイナスになる?
シックハウス症候群のことは先ほども触れましたが、気密性の高い住宅では、過去の当たり前の建築材料も、気をつけて使わないと大きな問題につながることがあります。
蒸暑気候の私たちの国の建材には、よく防腐剤が塗られています。高気密住宅の場合、暑くなって防腐剤が蒸散し始め...
▼良好な外部空間をコモンズとしてつくりだす屋内気候とまち内気候の調和
*湿気との闘いは宿命
日本は湿気の国といわれますが、建築家としてもよくわかる気がします。地図上で日本列島をヨーロッパに重ねると、北海道の北がミラノで、九州はモロッコのあたりと同じ緯度に位置します。
さらに、日本は偏西風の下にある...