木漏れ陽。
地面に落ちる影を、
いつも波のようだと思っていた。
今日、ぼうっと通りすぎてしまうところだったが
風が吹いた。
波紋のように揺れ、
さざ波のような音をたててこすれる葉たちに
気づかされたのだった。
腕や足に葉紋といっていいそれらを映す。
葉と陽の海の中だ。
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
木漏れ陽。
地面に落ちる影を、
いつも波のようだと思っていた。
今日、ぼうっと通りすぎてしまうところだったが
風が吹いた。
波紋のように揺れ、
さざ波のような音をたててこすれる葉たちに
気づかされたのだった。
腕や足に葉紋といっていいそれらを映す。
葉と陽の海の中だ。
外を歩く仕事。
道路から玄関まで、細い路地の両脇に様々な植物たちのある家。
小さい頃を思い出す。
家と隣の家の間に、細い路地のような庭。
両脇に山野草の鉢植えのびっしり。
亡父が好きで丹念に育てていたのだ。
あの頃はなぜ、そのことに感動しなかったのか。
多分当たり前の温もりとして、花たちがいつも傍に...
じりじりと日射し。
〈その時世界は正午だった〉は誰の言葉だったのだろう?
昔、男が夢見るように呟いていた、その大本は?
あるいは男そのものの言葉だったのか。
正午に日差しを浴びると、
ふっと思い出すのだった。
町を歩いた。
乾いた畑に茄子の花。
ミヤマアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、アゲハ。...
ベランダの朝顔が咲いていたので驚く。
青に近い濃紫と濃桃。縁がどちらも白い。
昨日も伸びてきた蔓をくるくる巻いた。
巻き方を間違えると嫌嫌するみたいにそっぽを向く。
動物みたいだ。茎には毛が生えているので、よけいにそう思う。
その時も、蕾はあったのだけれど、咲く迄だと思っていなかった。
彼らはいつも...
はじめて潜水艦に乗って、ビーチへ。
あたりまえなのですが、船ではないので、
海のなか、潜るのですね。
船だと勘違いしていたので、ちょっとおどろきました。
しばらく、チャプチャプ、泳いでいたら…
鯨さんが、現れました。
潮まで吹いてくれて。
で、はじめて写真撮影してみました。
と...