「よいしょっと。今日の泉の精霊の、ご機嫌はどうかなあ」
だぼっとしたオーバーオールで、今日もおそうじ。
「ねえねえ、遊んで、遊んで~」
「温泉であったまって、みかん食べようよ~」
小さな妖精たちが、まとわりついて、おしゃべりしている。
「お掃除が途中だから、あとでね~」
うーん、...
ほんのり楽しい、まったり時間。そんな場所。
「よいしょっと。今日の泉の精霊の、ご機嫌はどうかなあ」
だぼっとしたオーバーオールで、今日もおそうじ。
「ねえねえ、遊んで、遊んで~」
「温泉であったまって、みかん食べようよ~」
小さな妖精たちが、まとわりついて、おしゃべりしている。
「お掃除が途中だから、あとでね~」
うーん、...
青や、白の花がもう少し、ほしいのですが、
なかなか育ちません。
メガの花ももう少しできたら、遠近感が出せるのですが。
窓があまっていたので、無理やり置いてみた。異次元に通じる門みたいになった。
藤の花のしげる感じは良いのだけど。
植木鉢がもう少し、目立たないようににならないかなあ。
こうしてみると、サンダーソニアの床の模様、
魔方陣みたいに見えますね。
「もう、だれだよ。扉を開けっぱなしにした人は」
旅人は、まゆをひそめた。
異次元通路に、無数にある出入り口。
うっかり開けると、よその世界の生き物がなだれこんでくる。
だから扉は、慎重に、慎重に、扱わないといけないのに。
どこかのだれかが、いくつかの扉を開けっぱなしにしてしまった。
おかげで、...
セレナーデが響く。
だれもいない、バルコニーに。
町は、お祝いのムード一色。
明日、嫁ぐ末の王女のために、
国民が総出で、祝杯をあげている。
先程まであった彼女の姿はなく、
バルコニーには、セレナーデがただ、響いている。
『ここから見える、町が好き。
ここから見える、民の姿が好き。
この場所が好...