街の中に住んでいたころの話。今頃になると母に連れられてモチグサすなわちヨモギを取りに出かけたものだ。我が家では総出で笹団子作りが始ま総出。摘んできたヨモギを団子の粉と混ぜる。餡を団子の中に入れて、三枚の笹で包みひもで結わえる。　蒸す。或る或る戸数にして干す。出来上がったのを習わしで近所に配るのである...

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私の携帯地震の知らせが入るようになっている。掃除機をかけているとき突然すごい音が…なんと携帯、地震です、地震です、となっている。臆病者の私、はて…カレンダー、洗濯物を…なんか少し…揺れているかな？あっ,火だ！　消さないと＿＿＿ガスの火を消して参...

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冷たい雨に打たれ花が憐れ…

母とのとりとめない会話。　書いたり食べる時は、右なんだけれど左が利くのもあるんだよね、私。すると母、オレのおばさんが縫物をするとき両方でやっていた。ふ～ん、と私。だから雑巾を絞るときいつも変なことしていると言われていた。普段何もしてない、とみんなから見られていた証拠、と心に思いつつ。やけに雑巾絞りが...

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帰りたい、戻りたい…　でももう戻れない…あの懐かしい過去の日々へ…嫌なことも多かったがあの頃はよかった…今のようにやたらきれいごとで飾らなかった…失礼を！

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