Nicotto Town



仮想劇場『絵筆を手に取る苦痛と快楽』


「もうそろそろ良い返事を聞かせてくれてもいいだろう?」 悪友がそう言って一冊のクロッキー帖を僕に差し出す。僕は返事を渋りながらも黙ってその一冊を受け取った。
 あれは今年の4月のことだったか。しばらくは納得もないままボー然と時を潰しすごしていた。ようやく重い腰をあげたのは6月に入ったころだったか。...

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