Nicotto Town



仮想劇場『ラブくないようで実はラブい』


 小さく息を吐きながら彼女の訪問をただ待つ。 時計の秒針がキリキリと油の抜けた音を刻んでいる。 呼び出しのベルは鳴らせない。それでも通知は常にONだ。
 僕にかけられた制限は僕自身の罪が作り出したもの。 そこに異論を唱えるほうが不自然だから黙ってそれに従っている。 人生の大半を不自由の中で果敢に過...

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