三姉妹―一子、二子、三子の物語 第二話後編
- カテゴリ: 自作小説
- 2021/09/23 16:18:18
シュークリームを巡る午後 後編
追加で買ってきたところで、二子は十個目のシュークリームを食べ始めたところであった。幸せに満ち溢れた顔が、一子の勘に触った。しかし、追いシュー五個の入った紙包みを二子に黙って見せた。「もうお腹いっぱい、だからお姉ちゃんと三子が食べたらいいよ、美味しいよ」 幸せの絶頂の...
しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください
シュークリームを巡る午後 後編
追加で買ってきたところで、二子は十個目のシュークリームを食べ始めたところであった。幸せに満ち溢れた顔が、一子の勘に触った。しかし、追いシュー五個の入った紙包みを二子に黙って見せた。「もうお腹いっぱい、だからお姉ちゃんと三子が食べたらいいよ、美味しいよ」 幸せの絶頂の...
シュークリームを巡る午後 前編
二子《つぎこ》は、シュークリームが大好きだ。 どれくらい好きかと問われたら、姉や妹の分をとっておけないほど、大好物なのだ。 姉や妹を憎いわけではないし怒らせたくもない。しかし、「自分以外が食べるために、自分の目の前に置いてあっては我慢できない」ほど二子は、シューク...
13周年おめでとうございます。ニコッとタウンの猫推しに泣いた鳥推しです。肩に乗ってるのは私が勝手に名付けた『おうむたん』
記憶する限り、このおうむたんが、ニコッと初の鳥アイテムのはず、ビヨ。。。ビヨ?
コーヒーを子供が飲むことを禁止する――高岡家の三姉妹に言い渡されたルールは、一子《いちこ》が「コーヒーを飲んでみたい」 とわざわざ高岡両親に許可を申請したことにより、発布されてしまったルールである。 「なぜ禁止なのか?」 一子の問いに、高岡母《おかあさん》は言い放つ。「親が駄目と言ったら、駄目なの...
第九話 クチナシユートピア
クチナシ市からいじめが消失した。 クチナシ市の子供階級のトップに立つのが紬である以上、いじめの発生は許されぬ不文律が醸成(じょうせい)されていった結果だ。 紬は全く自覚してない。いじめの発生の芽を無自覚の力でねじ潰した。子供たちは自覚のないトップを遠巻きにして従ってい...