見えない世界の頬にに口づけして、あなたを好きだと囁いて。深い眠りに落ちたのに、あの世界がだんだん遠くにいってしまう。もっとずっと前、たぶん普通に話してた頃。とても身近にあったあの懐かしい麗しい世界が、今では本当にたまにしかみかけられない。わたしがいけないんだね、わたしがよそ見したせいで。だってあの時...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
見えない世界の頬にに口づけして、あなたを好きだと囁いて。深い眠りに落ちたのに、あの世界がだんだん遠くにいってしまう。もっとずっと前、たぶん普通に話してた頃。とても身近にあったあの懐かしい麗しい世界が、今では本当にたまにしかみかけられない。わたしがいけないんだね、わたしがよそ見したせいで。だってあの時...
耳を澄ませば、どこかしらか聞こえる音。心を宇宙に向けて、なにかしら懐かしい記憶を探す。人はみな青い花束、光るアクアマリンの星。手がかりをのこして、手がかりを消して。それでもめぐりくる人に出会う。
忘れぬ思いはすぺて、このときのはかない成果。一過性の涙は、まるいまま夜へ沈む。