嵐の夜窓を少し開けて外を見ている
稲妻が光る君の横顔が白く輝く
瞬間黒髪がなびく破壊的な轟音と共に
君の唇が微かに動いたあの時と同じだ
花が咲いていた満開の桜だ
抜けるような青空の元君の横顔が眩しかった
瞬間春の風が吹いた花びらが空に舞った
あっと君の唇が微かに動いた
全てが美しかったよみがえる時の...
嵐の夜窓を少し開けて外を見ている
稲妻が光る君の横顔が白く輝く
瞬間黒髪がなびく破壊的な轟音と共に
君の唇が微かに動いたあの時と同じだ
花が咲いていた満開の桜だ
抜けるような青空の元君の横顔が眩しかった
瞬間春の風が吹いた花びらが空に舞った
あっと君の唇が微かに動いた
全てが美しかったよみがえる時の...
昨日までの心を埋めた深い深い穴を掘って
少し盛り上がった地面から微かな叫び声が聞こえる
気にもせず私はその上に新しい心を打ち建てる
以前より少し大きくそして堅固な作りで
またいつもの繰り返し今度の心はいつまで持ちこたえるのだろう
新しい何かを作る時過去は全て埋めてしまえばいい
その上にふんぞり返っ...
わたしの淡い緑色があなたの透明な緑色と重なった輪郭の整った濃い緑がそこに現れた
こうして二人でいるときがお互いの存在がわかるとき
春に芽吹く木々の小枝の優しい緑色がわたし本来の色と思っていた
その枝を揺らす心地よい春の風があなただと知ったときのざわめき
風のあなたは微かな緑の香りがした不思議な緑色だ...