舟を編む∥三浦 しをん・・・★★★★☆
辞書を作るお話。世渡り上手だけれども、打ち込める
ものをもたない西岡と不器用だけれども、揺るぎない
世界をもっている馬締、凹凸コンビの友情に感動。
馬締と運命の女性との恋愛模様を段階を追って、
盛り込んでほしかった。ヌッポロ一番が食べたい。
徒然なるままに
舟を編む∥三浦 しをん・・・★★★★☆
辞書を作るお話。世渡り上手だけれども、打ち込める
ものをもたない西岡と不器用だけれども、揺るぎない
世界をもっている馬締、凹凸コンビの友情に感動。
馬締と運命の女性との恋愛模様を段階を追って、
盛り込んでほしかった。ヌッポロ一番が食べたい。
すべての神様の十月∥小路 幸也・・・★★★★☆
「あなたが自殺なんて人間臭いことをしてしまうのは、
あなたが人一倍そういう場所にいる神様だからかも
しれません。」
いろんな神様が登場する優しい短編集。目には見えないけれど、
多くの神様に見守っていてもらえると思うと、なんだか心強い。
「ひとりの九...
ナミヤ雑貨店の奇蹟∥東野 圭吾・・・★★★★☆
リアル「ナミヤ雑貨店」の「生協の白石さん」を思い出して、
ほっこりしながら読めた。悩み相談を請け負う雑貨店に
忍び込んだ三人が店主に代わって、悩みに答えていくお話。
どんな人間でも誰かの役に立つことができる。希望の一冊。
少し変わった子あります∥森 博嗣・・・★★★☆☆
「孤独を知っていれば自殺などしない」
毎回場所が変わり、毎回別の女性と二人きりで食事ができる
摩訶不思議な料理店を舞台に大学教授が思考を巡らせるお話。
とりとめもなく、つかみどころもなく、ふわふわした世界観
に浸り、次に出てくるのはどんな女性か楽しみ...
八朔の雪∥高田 郁・・・★★★★☆
二冊目の時代小説に挑戦。苦手意識を払拭して、
真っ白な気もちで臨んだら、するすると世界に
入り込めた。夏は「ひんやり心太(ところてん)」
秋は「とろとろ茶碗蒸し」冬は「ほっこり酒粕汁」
食べたいと思うよりは味覚さえ感じられた満足感。
料理に対してまっすぐな主人公・...