書店へお出かけ。今日の書店はまるで密林のようだ、高い棚の上まで本棚になっている。深い密林の中を探検気分で、気になる一冊を見つけ出す。それは子供の頃に知らない森を歩く、深い森に入ったような気分になる。本の一冊一冊が、木の一本一本のようで。本棚に囲まれると、まるで密林の中にひとりいて、まわりの木の葉がざ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
書店へお出かけ。今日の書店はまるで密林のようだ、高い棚の上まで本棚になっている。深い密林の中を探検気分で、気になる一冊を見つけ出す。それは子供の頃に知らない森を歩く、深い森に入ったような気分になる。本の一冊一冊が、木の一本一本のようで。本棚に囲まれると、まるで密林の中にひとりいて、まわりの木の葉がざ...
空は青く、とても青い。薄緑に染まった木陰で、私は寝転んで空を見てる。世の中への無関心な冷たさで、世界を自由に創りあげる。キラキラと光る瞳で、すべてを夢のように見ていた。それは私にとっての現実だった、知らないものがこの世の中にはまだまだある。
とおい昔、ワルシャワの朝市に行ったとき。ひと口のパンとリンゴのタネ三つと引き換えに、手に入れたもの白雪姫のおしろい入れと口紅。
すくなくとも百歳は越えようという、歯のない顔で微笑みかける。レース売り、ロシアの兎売りが、売ってくれたものなんだ。
こんなものに心が引かれないかな ? 。