「風の又三郎 1941」#2-5
- カテゴリ: 日記
- 2017/03/26 21:15:56
「哲也、何をしとるんや」 声をかけたのは、加多村の村長だった。哲也の祖父でもある。哲也は三郎が学校の屋根から瞬時に降りたことを話した。 「なあ、じいちゃん。そんなことできる者がおるか」 「そやな、義経か」 「またかいな」 哲也は祖父から、この村に義経一行が立ち寄ったことがあると常々聞い...
「哲也、何をしとるんや」 声をかけたのは、加多村の村長だった。哲也の祖父でもある。哲也は三郎が学校の屋根から瞬時に降りたことを話した。 「なあ、じいちゃん。そんなことできる者がおるか」 「そやな、義経か」 「またかいな」 哲也は祖父から、この村に義経一行が立ち寄ったことがあると常々聞い...
グライダーは運動場に落下する直前に上昇した。そして、風に乗って高く舞い上がった。グライダーは降下と上昇を繰り返しながら校門の前に広がる収穫が終わった畑に落ちていた。 「飛びすぎた」 三郎の声だった。いつの間にか三郎が運動場に降りていた。 「とってくる」 道子が畑に走り出した。それを二年...
へー
翌日、校庭の片隅に二台に自転車が有った。本校から来た二人の教師が乗って来たものだ。今日から通常の授業が始まる。照子は五六年生用の教室に入った。三郎が窓際の席に座っていた。 「おはようさん」 「おはよう」 少し遅れて六年生の哲也も到着した。哲也は挨拶もせずに自分の席に着いて教科書を開いた。授業...
ケータイ大喜利、メジャー初段昇格にともないNHKからメールが来た。ルーキーのときに登録した名前「金田正太郎」は、あまりにも有名なキャラクターの名前なので変更して欲しいとのこと。
それで「エフジェイ五郎」に変更してメジャー二段昇格を目指すことになった。
ケータイ大喜利、次回 3月4日(土) ...