数あるコレクションの中で唯一高額なものたち、それは腕時計である。アンティークのものや最新式のものまでと、出回っているものは物は星の数ぐらいあるだろう。私の場合は何かの記念とか、ちょっとしたときに気まぐれで買ってしまう。数はそんなにないのだけれど、とにかくメンテナンスには気を使います。そんな中でもクォ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
数あるコレクションの中で唯一高額なものたち、それは腕時計である。アンティークのものや最新式のものまでと、出回っているものは物は星の数ぐらいあるだろう。私の場合は何かの記念とか、ちょっとしたときに気まぐれで買ってしまう。数はそんなにないのだけれど、とにかくメンテナンスには気を使います。そんな中でもクォ...
疎水沿いの道をいそいそと歩く、何本目かの路地に紅殻格子を並べた町屋が続いてる。歩きなれた道である、いつもの骨董屋へ続く道のりだ。店の名前は蜂蜜屋という風変わりな看板をかかげたその店は、ガラクタ同然のネジやボタンから値の張る古陶器まである。出入りするのは子供から、背中を海老のように折り曲げた老人までと...