通りすがりの人の数も少ないようだ、今年ももうすぐ終わり。今年はちょっとした事件があった年で、忘れられない年になりました。来年はいい年にならないまでも、普通の年であってほしい。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
通りすがりの人の数も少ないようだ、今年ももうすぐ終わり。今年はちょっとした事件があった年で、忘れられない年になりました。来年はいい年にならないまでも、普通の年であってほしい。
昔あるところに魔法使いに、ワニにされてしまった王がいました。ナイルのほとりに、王は一人で住んでいました。一人はとても寂しくて悲しくて、いつも瞳には涙があふれていました。とある商人がその涙を小瓶に入れて売り出したところ、みるみるうちに大評判になり手に入らなくなりました。貴重品の涙のリキュールの効能はい...
寒い日はやはり家でゴロゴロが一番、TVもなんだか同じ番組ばかりでつまらない。書棚に目をやると「ほらふきだんしゃく」が目に飛び込んできた、最初にこの本を手に取った時のことを思い出した。「なんだろう ?」「おもしろそう」が入り混じった、おかしな気持ちになった瞬間自分は読者になった。そんなことを思い出した...
静かな夜に本を開けば、声をかけてくれる。はらはらぱらぱら音を立てる、上製本の表紙をノックすればコッコッと硬い音が返ってくる。声というわけではないけど、日常生活の中にはたくさんの音であふれている。