日曜日に友人と、家でぼんやりとお茶を飲んでいたら。
どこか遠い所からピアノの音が聴こえてきたんです。
それはもうほとんど聴こえないと言った方がいいような、
小さな音でした。
たぶん誰かが何かピアノ曲を練習していたような、
短いフレーズを弾いては立ち止まる、
その繰り返しだったんです。
それが何だか、...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
日曜日に友人と、家でぼんやりとお茶を飲んでいたら。
どこか遠い所からピアノの音が聴こえてきたんです。
それはもうほとんど聴こえないと言った方がいいような、
小さな音でした。
たぶん誰かが何かピアノ曲を練習していたような、
短いフレーズを弾いては立ち止まる、
その繰り返しだったんです。
それが何だか、...
散っていく、雨のカケラが。
空から、無数の落下傘隊。
その中に、知っている顔。
人のことをこんなにも気にしたのは初めて、
貴方は何を考えているのかわからない。
自分のことをこんなふうに考えたのも初めてで、
どうしたらいいのかわからない。
思いは彷徨う落下傘、
いつかは下に着地する。
この人がちょっと...
もしも今、
あなたの目の前にひとりのメッセンジャーが現れ、
「未来より参りました」と言うなり、
あなた宛ての手紙を取り出したとしたら ? 。
あるいは、
同じように過去から手紙が届いたとしたら ? 。
しかも、
それらの送り主はすべてあなた自身であったとしたら ? 。
それが私の仕事です。
未来に過...
あの人も この月を見上げていたらいいのに
月の滴が私に落ちる 恋は月がくれた一瞬の魔法
月の下でだけ咲く花もある 月の下でかなう想いもきっとある