私の悪友の名前は、草一である。
草と言う漢字には病的な美しさを感じる、
コイツも男なのに綺麗な顔にスタイルも抜群である。
名は体を表すというが、まさにコイツの事かも知れない。
夜半、月夜に光る草の生々しい妖しさと言ったらない。
草一と言う名、実は竹久夢二の息子もその名前である。
親が夢二ファンと言う...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
私の悪友の名前は、草一である。
草と言う漢字には病的な美しさを感じる、
コイツも男なのに綺麗な顔にスタイルも抜群である。
名は体を表すというが、まさにコイツの事かも知れない。
夜半、月夜に光る草の生々しい妖しさと言ったらない。
草一と言う名、実は竹久夢二の息子もその名前である。
親が夢二ファンと言う...
かわいいものを見てしまった。
さっき、帰りの電車の中で。
ホームにおりても心はウキウキ、
子供の手がプクプクで、
思わず声かけて触っちゃいました。
足も、小さな指も、
まあるい指は豆粒のようだった。
わたしをみて笑った、
すごいね、すごいぞ。
別れ際にバイバイした、
かわいいね。
ドキドキする? 、
かわいいと思う? 、
でもそれは恋じゃない。
好きだって? 、
近づきたい? 、
でもそれは愛じゃない。
恋でもなく愛でもない、
それはただのものめずらしさ。
なれればわかるよ。
思い込んではいけない、
思い過ぎてはいけない、
何度も自分に言い聞かせた。
愛は強くひきつけてしまう、
その人のもとへ。
愛が心の中で、
妄想を生んでしまうから。
この中で、
好きな場所をぐるっと見渡してみる。
あのすみ、
あたたかく沈み込んでるような静かに落ちつく場所。
いつも、
今いるこの中で、
目の前のこの中で、
好きな場所を見つけて生きていく。
このなかだったらここと、
ここじゃないとはもう言わない。