私は鳥のように翼はないけれど、
愛を口ずさむことが出来る。
私は花のように咲けないけれど、
枯れることの無い夢がある。
私は風のように丘を駆け抜けられないけれど、
永遠を感じることが出来る。
人間でよかった、
あなたに逢えてよかった。
あなたでよかった。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
私は鳥のように翼はないけれど、
愛を口ずさむことが出来る。
私は花のように咲けないけれど、
枯れることの無い夢がある。
私は風のように丘を駆け抜けられないけれど、
永遠を感じることが出来る。
人間でよかった、
あなたに逢えてよかった。
あなたでよかった。
昨日のこと、
熊男に面白い話を聞いた。
小さな白い花を集めてたそうな、
その花から美味しい砂糖がとれる。
熊男はスノーシュガーとなずけました。
もし、あなたが物忘れをして、
どうしても思い出せないときは。
このスノーシュガーをなめると、
脳裏に浮かんでくるんです。
海の上でただ独り小舟で浮かんでいたとしても、
孤独が味わえるかどうかは疑わしい。
たとえば私の場合、
孤独の信号を感じるときというのは。
身近に大勢の人間たちがいる、
そんな状況がほとんどだ。
決まって絶え間ない笑い声やグラスの鳴る音が、
陽気な音楽に包まれて耳から侵入しようとしている。
私は都会の真ん中で育った、
そのせいか雑踏にも悩まされずに眠れる。
それは個人差もあるだろうけど。
父と母はもともとは田舎育ちである、
だからよく両方の実家に行くのが楽しみだった。
特に父の実家は海も山もあり、
よく海には連れて行ってもらった。
何をするわけでもなく水平線を眺めてた。
今でも時間があ...