Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

重力ピエロ

「重力ピエロ」、きのうBSで放送していたので
録画して、今日みた。
アイロンがけしながら見るもの用として、
かるい気もちで見始めたが、
おもっていたよりもよかった。

春が空からふってきた
が、最初と最後で円環のための呪文となる。
春というのは、季節であるとともに、弟の名前だ。


連続放火魔、レイ...

>> 続きを読む


よしあしの狭間を月が流れる─仙厓と禅の世界展2

(1から続き)

 だが、なのか。そうはいっても言葉にひかれたものもあった。蘆を題材にした三枚の絵だ。蘆は、“よし”とも“あし”とも読む。つまり善し悪し、善と悪だ。ここで取り上げられているのを見るまでそのことに気付かなかった。だがわたしはこうした言葉に...

>> 続きを読む


よしあしの狭間を月が流れる─仙厓と禅の世界展1

 『仙厓と禅の世界展』(出光美術館、二〇一三年九月二十一日─十一月四日)に行ってきた。
 HP、チラシなどから。
「仙厓(一七五〇─一八三七)は、軽妙洒脱な筆致で描いた書画によって庶民を教化し、“博多の仙厓さん”と慕われた江戸時代後期の禅僧です。 これまでにも、悠々自適の晩年...

>> 続きを読む


夢てふものは…

いわれたいのは、
どきどきする言葉。

夢でよく恋愛をしている。
胸がときめいている。

さめなければよかった…
とよく思う。

  うたた寝に恋しき人を見てしより 夢てふものはたのみ初めてき

    小野小町

もっとも、夢に出てくる人は、いつもちがう人物のようだけれど。

>> 続きを読む


キンモクセイが

道端に白い星がおちている…
つぶつぶと。
しろいキンモクセイだった。
自転車でそこをとおったら
地面におちているそれであったが
香りをはなった。
最後の香りだ。

桜の花びらなら、地面におちてなお
香ることはないのでは…と、思ったりした。

地面からわきたつ最後の香り。
...

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.