朝一で合図の花火が上がる、
近くの水天宮の縁日だ。
窓を開けると細い路地に向かって子供たちが歩いてる、
こちらの屋台は珍しく朝から店を開いているからだ。
物陰となった路地の先へ、
のぞき絵のようにほんの少しだけ見える。
今日は日曜日、曇りだけれど天気予報は雨。
傘を小脇に抱えて通り過ぎていく人々が見...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
朝一で合図の花火が上がる、
近くの水天宮の縁日だ。
窓を開けると細い路地に向かって子供たちが歩いてる、
こちらの屋台は珍しく朝から店を開いているからだ。
物陰となった路地の先へ、
のぞき絵のようにほんの少しだけ見える。
今日は日曜日、曇りだけれど天気予報は雨。
傘を小脇に抱えて通り過ぎていく人々が見...
今日は楽しみに待っている週刊ヘンダネの発売日だ。
実はこの本とても買うのが大変なのだ、
本屋さんでは手に入らない。
同人誌 ? ・・・違うね、
どこからともなく届く不思議な本なのだ。
私がこの本と出会ったのが、とあるエロショップでだ。
え~~~!! そんないやらしい、そりゃあ私は男ですか...
夜には酒を飲みながら今まで買い溜めた、
童話でも読みながら自分なりに挿絵を描いてみます。
静かな音楽でも聞きながら、
面白い空想に浸ります。
余計なつまらぬ空想は育てないようにします。
本を読みすぎて目が疲れてきたなら、
窓を開けて深呼吸しながら月を見ます。
そうだ、
なぜか見過ごされていますけど。...
雨が降り出した、
滴は球くなって窓硝子をつたい落ちる。
定食屋の前にバス停がある。
暗い雨の中、
昼間なのに前照灯をつけたバスがやってくる。
バスは静かに停止する、
ドアが開き制服姿の女子高生がおりる。
花模様の傘をひらいて歩き出した。
今では珍しい木製の電信柱がある、
腐食しないように表面を焼い...