Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

琳派・若冲と花鳥風月展 その3

「所蔵作品展 琳派・若冲と花鳥風月展」(千葉市美術館、八月二十七日~九月二十三日)。続き

 展覧会を一巡してのちに、鈴木其一や酒井抱一、そして若冲の作品をまた、何度か、眺めにいった。この《月夜白梅図》、見るたびに、日常の呪縛が薄れてゆくようだった。ただただ白い淡い光がやさしい。
 そう、ほかにも酒...

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琳派・若冲と花鳥風月展 その2

「所蔵作品展 琳派・若冲と花鳥風月展」(千葉市美術館、八月二十七日~九月二十三日)。続き

 駅から美術館まで、徒歩十分とあるが、徒歩十五分ぐらいだろうか。ふるい建物をつつむ形で建てられた複合施設。美術館のほか、市役所、図書館なども入っている。ふるい建物は、旧川崎銀行千葉支店のものだとか。花崗岩や大...

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若冲と花鳥風月展 その1

 新聞の特集欄で「所蔵作品展 琳派・若冲と花鳥風月展」を千葉市美術館で開催していると知った。八月二十七日~九月二十三日。うちからこの美術館までは、すこし遠い。電車賃も片道千円ぐらい。だがちょうど計画していた小旅行が中止になったので、その分のお金をまわしてゆくことにした。図版も買えるだろう、駅構内で八...

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耳栓

ひさしぶりに電車にのる。
車内がくるさい。
街中もざわめきがきになる。
耳栓をする。
多少はましだ。
美術館についた。
ここでも耳栓をしていた。
だがすいていたので
しなくてもよかったかもしれない。
美術館はひとりでゆくものだと思う。
というか、わたしはひとりでないと
絵にむかえない。
絵と対話がで...

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夢で人と会う

夢のなかで、だれかとあっている。
それで、現実には、だれともあわなくても
帳尻をあわせているみたいだ。
だれとも、というのは、
親しい誰とも、という意味だ。
夢のなかのわたしは、よく人とあっている。
語らっている。
それだけで十分になっている。

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