誰にも負けやしない
あなたを想う気持ち
嘘だと思うなら
私を愛してごらん
きっと気づくはずさ
あなたと私の間にあるものが
本当の愛だということに
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
誰にも負けやしない
あなたを想う気持ち
嘘だと思うなら
私を愛してごらん
きっと気づくはずさ
あなたと私の間にあるものが
本当の愛だということに
仕事途中に見える山を見て思いだした。
父の実家に向かう途中にあの山に似てる、
その山の名はくじら山。
実際はその名前ではないのだけれど、
見た目がくじらに似てることから勝手にそう呼んでた。
ほんの小高い丘で夕刻になると近隣の散歩犬が集まり、
夕陽を眺めている。
裾野にある数本の杉の木が、
変わった形...
カルミアのかすかな匂いが、
私たちをシリアスにさせる。
雨上りの石畳の道を、
今すぐに走り出したいような焦燥。
ここにいなければならない理由なんて、
ないはず。
それなのに、
どこにも行けない私たちは、
せめてもの抵抗のように手を繋ぐ。
世界は美しいのかな、
キレイな心ではいられないのかな。
...
魔法の扉があったらいいね。
誰にも知られずに、
ひとりきりになれる時間。
その部屋で私はずっと、
あなたのことを想っていたいな・・・・。