Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

きっと心のこもったものを父に贈ってた筈

父は、早くに亡くなってしまったので…。
あまり父の日についての思い出がありません。
けれども、私は父が大好きでした。
もっと生きていて欲しかったです。
私は父に顔が良く似ているそうです。
鏡をみて、なんとなく、今でも父の面影をさがしたり。
父の日といえば…。
母の日だった...

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水を廻って時間がぐるぐる

 桜の季節に探検したO公園へ。国分寺崖線の、ほぼ終点に近いところかもしれない。崖下に湧水。世田谷通りを挟んで自然林の崖地になっているが、すぐに団地が立ち並んでいる。
 紫陽花が見事に咲いていた。
 湧水のほうへ。崖下の、集めてつくった池に鯉。岸に茗荷が沢山。小学生の時に住んでいた家の隣に茗荷が沢山植...

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雨粒

この頃、水面を見る度に、
現実と幻想とかについて想いを巡らせている。
或いは実像と虚像。雨の公園。
小川に雨粒がしきりと。
水面に映った空や木々に雨の小さな波紋。
どれが本物なのだろう。
水面の空に雨が波紋を作っている。
映った木々が揺れる。
どれも現実に起こったこと、
どちらも絡み合って。

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生まれ育った場所を訪ねる事は過去を旅することだ

 わたしは世田谷の○○で生まれました。小学校にあがるぐらいまで住んでいました。平屋のアパートですが、庭がひろかったことをおぼえています。
 けれども父は亡くなっており、母に聞いても、場所をまったく覚えていないといいます。ですから何となく、それが具体的にどこにあったのか、知ることをずっとあきらめてい...

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河骨と半化粧(神代植物公園)

今日は晴れたので、神代植物公園にいってきた。多分薔薇が盛りだろうと。
森の緑がちょうどいい色だ。深緑よりもずいぶんと落ち着いている。
雲の多い空。薔薇園では色とりどりの薔薇。
だが、薔薇にはべつにどうという感想もなかった。
人の手がはいりすぎている気がするのかもしれない。
四角い花壇に薔薇が植わって...

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