Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

あらしの午後

不穏な天気。
午後、鳥たちが木々に向かって飛んでいる。
雨のせいか急いでいるみたいだ。
住処に帰ったのだろうか。
私はいつもとちがう道を通る。
薄桃色のホタルブクロの大きな鉢、
道端にノハラアザミ。
どちらも、子供の頃から、好きな花だ。
こんなふうに昔見たものたちを
又見ることで思い出が拡がり、奥行...

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黒猫のクロちゃん

猫が好きなのだけれど、家のマンションはペット禁止なので、
現在おらず…。
近所の猫さんたちをみて、なごんでいる。

先日。家の近くの畑に、
赤い首輪をした黒猫が歩いているのを発見。
しばらく様子を伺い、振り返りながら自転車をゆっくり進める。
すると、ランニングシャツの年配の男性が
「ク...

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北斎展、つづき。游亀と亀吉くん

というわけで、北斎展、つづき。
《游亀》(一八三四年頃、長大判絵)。
藻の漂う水中を亀が三匹泳いでいる。
水面は四本の線が藍の濃淡で描き分けられ、
波紋として、亀をヴェールのように覆う。
波紋により縞になったところを亀がおよぐ。
縞によって同じ亀でも、甲羅の色が濃くなったり、薄くなったり。
三匹のう...

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北斎展まもなく終了…

<ホノルル美術館所蔵「北斎展」葛飾北斎生誕二五〇周年記念>
(前期四月十四日~五月十三日、後期五月十五日~六月十七日)
もうおわってしまうので、後期のほう、いそいでいってきた。前期もいったのです。

 終了まじかだから、混んでいたけど、やっぱり良かった…。

 北斎、すきな...

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琳派・若冲と雅の世界展

チケットが手に入ったので、横浜そごうへ
「京都細見美術館展Part II 琳派・若冲と雅の世界展」
(二〇一二年五月二十六日─七月十六日)をみに。

若冲、酒井抱一にひかれて出かけたのだけれど
酒井抱一の弟子に当たる鈴木其一が特に良かったです。
《紫陽花四季草花図》紫陽花をメインに、スス...

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