Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

テルマエ・ロマエ 感想。前半は面白いけど…

実は「テルマエ・ロマエ」みてきました。
前半はおもしろかったんだけど、後半が…。
前半は、原作にわりと近い。
古代ローマの風呂技師ルシウスが、
日本の現代にタイムスリップして、
いちいちおどろく。
これは原作でもそうで、その都度、おどろく。
ウオシュレット、シャワーハット、
温泉街、共...

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言葉によって非在と存在が。皆川博子「水葬楽」

 言葉を、名前を覚えた時の喜び。この頃だと、たとえば鳥だ。知らない鳥の声を聞いたり、姿を見かける。野鳥図鑑で調べる。次からは名前で彼らを呼べる。名前を知ったその時から、彼らは私に存在するものになったのだ。それまではわたしにとって存在しないものだった、彼らは存在しているにも関わらず…。雀...

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青いバケツの花の謎

 私が住んでいるマンションの近く、もしかするとお寺かもしれない。あるいは大きな戸建の家、庭が広く、立派な塀で囲まれたところ…。実はよく覚えていない。たいていは朝だった、出勤前、自転車でとおると、ごくたまに、門の脇に、水をはった青いバケツが置かれているのを目にした。「ご自由にお持ち下さい...

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田んぼの水たまり、または池

献血をしたら、次の日、貧血なのだろうか、懈怠感、脱力感、ふらつき…。何なのだ?
ぼうっと、買い物へ。弱虫だなあ。

公園の田んぼは水を張っているが、まだ苗は植わっていない。
水を張っては、水を流すのをやめる、のくりかえしなので、
池のようにもみえ、水たまりのようにもみえ。
儀式のように...

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雨の池

昨日は急な雷雨。
雨上がりの公園。
あちこちに水たまり。
芝生では、まるで小さな池のよう。
そうだ、この水たまりを池にみたてるのがすきだったと思い出す。
家の小さな庭、家と塀の間を、小川のようになっていた、雨あがりの、
あるいは雨の光景。
これは、川だ、家は川のほとりに建っているのだ、
そう思ってわ...

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