呪縛の家その12 舞子高校~大学時代
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/05/25 17:11:51
祖母キヨは孫二人を、自宅から通える一番有名な私立高校、そして私立大学へと進学させた。高校も大学もレベルも高いが、授業料も半端でなかったが祖母は二人に選択肢を与えなかった。
高校も大学も、お金だけでなく、それなりの学力も必要な学校であったその学校自体の選択を拒否する選択も余地もなかった。
「高橋家の人...
しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください
祖母キヨは孫二人を、自宅から通える一番有名な私立高校、そして私立大学へと進学させた。高校も大学もレベルも高いが、授業料も半端でなかったが祖母は二人に選択肢を与えなかった。
高校も大学も、お金だけでなく、それなりの学力も必要な学校であったその学校自体の選択を拒否する選択も余地もなかった。
「高橋家の人...
父、謙介と母、京子が乗っていた車が山道で転落事故を起こしたー二人とも死亡。その知らせが来たのは舞子が十四歳、加奈子十一歳の冬のことだった。
「あんたたちの母親が、殺したのよ」
第一報が警察から入り、ショックを受けながら出て行った祖母が、舞子たちに電話で知らせた最初の言葉は子供が受け止めるにはあまりに...
WMにすぐ交換できていたサイトが
携帯メアドを要求してきた(ーーメ
おかげでWMに変換でけん。むーーー
そういえば、いまやSNSもケータイ番号なしでは
登録でけんというのが増えてきた。
ケータイ持ってない私が悪いんですか、そうですか(▼▼メ)
それでも現金で購入しない頑固者w
というか、意地でも...
祖父が早く亡くなり女手一つで父を育て上げたことを、祖母は舞子が小さい時から、繰り返し聞かせていた。祖父の会社を引き継ぎ祖母は父を大学に入れたことを自慢して憚らなかった。父を社長にして自分が会長になり悠々自適に暮らすのが、当時の祖母の希望だった。父に箔をつけるために祖母は父を大学に進学させた。
「女手...
加奈子はアイスコーヒーを一口飲んだ。そしてふと気づいたように言った。
「おねえちゃん、離婚届けはまだ出してないから」
驚く舞子を無視して加奈子は、浩介に笑いかけた。
「私がここにいる間に、無効届け出すなら出せば?おねえちゃんを助けて、寄りを戻したくなったんじゃないの?向こうのご両親巻き込んでせいぜい...