青春とは、
何と危なっかしい一時の連続であることか。
崩れかかった橋の上を歩くようなことかも知れない。
砕かれたガラスの破片の上を走るようなことかも知れない。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
青春とは、
何と危なっかしい一時の連続であることか。
崩れかかった橋の上を歩くようなことかも知れない。
砕かれたガラスの破片の上を走るようなことかも知れない。
しっかりと鍵をかけた扉を、
誰かが叩いています。
私は部屋の中で、
息を殺してじっとしていました。
通り過ぎてくれますように・・・・・。
今はまだ、
誰にも会いたくないのです。
どんなに断っても、
あなたは簡単にすり抜けてきた。
恋はいつも、
そんなふうに突然やってくる。
君にはいつも雨が降っていた
一瞬の晴れ間が
お天気に運んでいくことはなかった
でも
君はそのたびに傘をしぼめようとし
その姿がとてもこっけいで
悲しくなって
つい名前をつぶやいてしまう
雨降りの日。
あちこちのお店の前にいっせいに傘が並ぶ、
それも使い捨てやら高そうなものまで。
だから天気予報を聞いて晴れの日に、
荷物として傘を持たない人が多い。
カメラを忘れても携帯は忘れない、
ほとんどカメラがついてるし。
そんな便利な生活に慣れてしまうから、
恋をするのが下手な人が増えたような...
心の中にぽっかり穴があいたようです。
失恋したのです。
そんな日に限って、
いっかその人と一緒に見たかったとっておきの風景が、
テレビのバラエティ番組の舞台に使われている。
・・・・・・怒る気にも、
笑う気にもなれない。
街を歩いても、
風が身体をすり抜けていくような気分。
鍵屋さんの店先で楽しそう...