今日は風が強くて、雨も降りはじめた。
風・・・、その風に乗って飛んで行く蜘蛛の子の話を思い出した。
蜘蛛の子が空を飛ぶのを知っている ? 、
生まれて間もない蜘蛛の子供は高い枝の先に登って、
そこで長く長く糸を放し風に乗ってふわっと空に舞い上がる。
晩秋の空をチラチラと光って飛ぶ細い糸を、
雪迎えと...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
今日は風が強くて、雨も降りはじめた。
風・・・、その風に乗って飛んで行く蜘蛛の子の話を思い出した。
蜘蛛の子が空を飛ぶのを知っている ? 、
生まれて間もない蜘蛛の子供は高い枝の先に登って、
そこで長く長く糸を放し風に乗ってふわっと空に舞い上がる。
晩秋の空をチラチラと光って飛ぶ細い糸を、
雪迎えと...
友だちがセルロイドの人形を持ってやってきた、
「これくれるの ? 」
「うん」
何とも古い人形です。
どれくらい古いのだろうか、その割に保存の程度はかなりいい。
大切に保管してあったのだろう、いい物もらっちたウレピー~~。
「これって、ヴィンテージだょね」
「そうなん、古いことは古いよね」
さてヴィ...
思い切って髪をピンクに染めました、
鏡の中の私は見知らぬ人。
少し自由になれるような気がしました。
メイクも変えて新しい靴は、
テレビで見たファッションリーダーと同じもの。
スカートは別のアーティストのに似ている、
古着屋さんで見つけた。
刺繍入りのポーチをテイシャツにつけてみた、
どんどん変わって...
夕べお酒を飲んでの帰り道に月を見て、
童話の「かぐや姫」を思い出した。
それをどうしても君に聞かせたくなったから、
もう一度お店に戻って聞かせたら。
「月の人間って勝手すぎるわって」
君が泣いたもんだから。
私はますます君に、
泣いちゃうような話をしたくなりました。
酔っぱらって帰り道、
星がご機嫌いかがと声かける。
「もちろん、バッチリばちゾウでし」私はこたえる、
ふっと空を見ると星は月さんを照らしていました。
月はひとりでは輝けないことを知っているから、
友だちをとても大切にしています。
だから夜空を見上げても、
どこにも月が見えないときは、
きっと誰かを心...