ススキの穂が揺れていた、
その中に小さな女の子。
何処の女の子かな~、どこかで見覚えある女の子。
「だれだっけ ? 」
秋風が吹くススキ畑、みんな同じ方向に頭を下げている。
その女の子が走ると、ススキ畑はみるみる広がっていった。
どこまでもどこまでも、ススキ畑。
なんだかとても懐かしくなって、その女...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
ススキの穂が揺れていた、
その中に小さな女の子。
何処の女の子かな~、どこかで見覚えある女の子。
「だれだっけ ? 」
秋風が吹くススキ畑、みんな同じ方向に頭を下げている。
その女の子が走ると、ススキ畑はみるみる広がっていった。
どこまでもどこまでも、ススキ畑。
なんだかとても懐かしくなって、その女...
小さい頃、移動遊園地が街によくやって来た。
街には公園はあるけど遊園地はなかったからね、
定期的にやって来るんだ。
それがものすごく楽しみで、
街にポスターが貼られた日には母によくおねだりした。
その遊園地に連れて行ってもらい、必ずと言っていいほど乗る回転木馬。
私は今でもよく覚えてる。
天幕は青と...
ある日ヒマワリは太陽を見て驚いた、
「太陽ってあんなに光ってるんだ」
気がつくと空いちめん光ってる。
地面も水も森の木も虫たちも光って見えるのは、
太陽が光ってるからなんだ。
「知らなかったょ、いつも見ていたのに」
驚いたとたん胸の鼓動はドキンドキンと大きく動いた。
あたりはますます眩しくなってく、...
よーいドン さぁ走ろう
一番じゃなくても カッコ悪くても
君の精一杯を見せてやれ
わかる人だけにはわかるんだから
神様だって小さなごほうびくらい
ゴールに用意してくれてるさ
でも 走るにはスタートラインにたたないとね
僕らはいつでもスタート地点
見失ってもまた戻ればいい
...
いきなりの我が家への来訪・・、
ビンボーと聞こえる我がアパートのインターホン。
「どちら様でしよう・・」
「ゥぅぅぅ…俺」
「はぃ、そのような方は知りましぇん円」
次の瞬間ドアポストから千円札が顔を出す・・・「合言葉は・・」
「水飴なめたら手について、手をなめたら指までなめちゃって・・...