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盗月Blog——島村抱月TextData——


島村抱月・著『近代文藝之研究』のテキスト・データ化ブログ。2014年02月に全文のデータ化終了。只今入力ミス等の校正進行中。

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(24)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (三)(14)

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『戀の喜劇』(英譯名 Love's Comedy — 1862)
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是れイブセンが社會を諷刺したる劇の一と稱せらるゝもの、結婚といふことに就いて根本的の疑問を提...

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■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(23)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (三)(13)

第二場は饗宴の場、これ亦た室の周圍には何物をも具へず唯黒暗々たる背景にして之に時々、赤、青、紫等の光線を射下し、以て果て知れざる不思議の大廣間の如く見せ、其の前面には、篝火を焚き大卓子を据え、之に甲冑綺羅の色さまざまなる賓主が席を占めてゐる。第...

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■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(22)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (三)(12)

上に掲げたる圖(之れを省く)は、第一場、ヒヨールヂスが甲冑に身を裝ひ長槍を携へて始めて出場するところである。此の劇は數年前倫敦イムペリアル座にて興行せる者、エレン、テリーの息子ゴールドン、クレーグといふが新案の舞臺裝置に世人を驚かした。此の人の...

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■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(21)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (三)(11)

グンナーも強いられて斷然其のヒヨールヂスを得し次第を白状す。ヒヨールヂスは驚き且つ失望せしが再び悍然として復讐を決意し、我れ死するか、我が愛を賣りしジグールドを斃すか二者一ならざるべからずと叫ぶ。而も尚ほ彼の女はジグールドに逢ひ、今一度己れと奔...

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■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳(20)

■近代文藝之研究|研究|イブセン小傳 (三)(10)

斯くしてイブセンは本國を去つた。其の後彼れが聲名は益々昂つてクリスチアニアの劇場は遂に彼れを迎へて主宰たらしめんとするに至つた。併し彼は歸らなかつた。而して彼れが眞の著作期は此の他國に客となつてゐた間である。
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『ヘルゲラ...

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