「あー、あーっ !! ダメーェ~」
えっ、と私は驚いてソファーから飛び退いた。
彼女は慌ててソファーに駆けより、銀色の人形を抱きかかえた。
私はとある文芸編集者、とある女性作家から今日こそは原稿を頂こうと、
ガッツを出して自宅へ再度チャレンジしに来ている。
部屋にはあげてもらえたもの、ソファーに腰を...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
「あー、あーっ !! ダメーェ~」
えっ、と私は驚いてソファーから飛び退いた。
彼女は慌ててソファーに駆けより、銀色の人形を抱きかかえた。
私はとある文芸編集者、とある女性作家から今日こそは原稿を頂こうと、
ガッツを出して自宅へ再度チャレンジしに来ている。
部屋にはあげてもらえたもの、ソファーに腰を...
「水仙、知ってるでしょ?」私はうなずいた。
「じゃ、これは何?」私は首を横に振った。
「君子蘭ょ、綺麗でしょ。ヒガンバナ科なの、どことなく似てるでしょ」
そう言われればそうかも知れない、
といった程度だっだ細い首の上に赤い花が咲いている。
私は、とある文芸編集者である。
とある女性作家の担当を任され...