Nicotto Town


日記ダイアリー徒然草


どうでもいいことを書いています

ううー

これ、なかなかたまらないw


短編(4)

着いた所はボート乗り場だった。「携帯を切って、ボートに乗れ」 一隻七百円で、いまお財布にあるのは千と五百二十円だ。ボートは二人乗りなので二人乗りなら、七百で足りる。お小遣いの事を嘆くのは、生きて帰ってからだろう。やる気のなさそうな店員に、チケットを渡して、ボートを出してもらった。 乗るのは初めてだ。...

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短編(3)

木の上にいる誰かが、銃を私に向けている。いや、違う、私の後ろの人物に、だ。背後の男が大声を出している理由に気付く。私と、私の仲間である(と思っている)、木の上の狙撃銃を持った人物に向かっていっているからだ。
 でも、あの感じだと、私にあたってもいいと思っているようだ。そりゃあ、私は仲間でもなんでもな...

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短編(2)

「頭に風穴開けたくなかったら、振り返るなよ」 まだ言葉の意味がつかめずにいた私の頭を、活性化させたのはあてられた筒だった。 カチャリと、うしろから音がした。安全装置を外したのか撃鉄を起こしたのかは分からないが、少なくとも私にとっていいことではないだろう。「立て。すこしでも変な動作をしたら、撃つ。」 ...

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短編 (1)

私の一族は殺し屋だ。法で裁けない悪に、天誅を下すのが主な仕事だ。 といっても、そんな大層なことをするわけではない。ただ、ちょちょいのちょいで毒薬をつくり、それを標的の食事などに混ぜ込むだけだ。まだ五年ほどしか続けてないが、それなりな風格がついてきたと、じぶんでも思う。 そんな、毒薬の材料でも、なんだ...

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