コンプレックスをなくす方法
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/10/18 13:19:40
其の一
私の名前は、神宮藍羅。
得意なことは、特になし。
自分で言うのもなんだけど、すごく名前負けしてる。
藍羅…あいらってよむんだけどね……。(読める?)
ぶっちゃけ、小学校に入学したあたりでは、自分の名前がかけなかった。
何でこんな名前になったのか、き...
どうでもいいことを書いています
其の一
私の名前は、神宮藍羅。
得意なことは、特になし。
自分で言うのもなんだけど、すごく名前負けしてる。
藍羅…あいらってよむんだけどね……。(読める?)
ぶっちゃけ、小学校に入学したあたりでは、自分の名前がかけなかった。
何でこんな名前になったのか、き...
桜並木を歩いていると、誰かに呼ばれたような気がした。
振り返る。空耳?
けれどそこには、幽霊でも何もなく、確かに見知った顔があった。
「高木……」
高木悠貴。
クラスメイトの男子で、人気者。
私は結構仲がいい(と、思ってる)
もしかしたら、もしかしたら私はコイツのことが好...
桜って、好きだ。
桃色の花びらが、ひらひらと舞い降りる。
そんな光景を想像しただけで、心が温まる気がした。
現実逃避?違うはずだ、多分。
三月。まだ肌寒い季節。
半袖はさすがにきついということに気づく。
世界中の人みんなが半袖になったら、春が早くくるんじゃないか?
ぼーっと畳の上にねっころがったまま...