Nicotto Town


日記ダイアリー徒然草


どうでもいいことを書いています

小説

ユリ01「旅」

(5)
「いい眺めだな」
奴は言った。わたしはそいつをじっと眺めた。
「そーだね」
電車の中では、あんなにも暑苦しかった奴は、何だかとても弱々しく見えた。
風が吹き付けるその無人駅からは、満開の桜がちらちら降るのが見えた。
しばらくその景色を眺めると、奴はいった。
...

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うへ

そういえば、最近ゲームをやっていませんでした。
もうちょっと続けたかったのですが、コナンが始まったので今日はこれだけにしておきます。にしても、今日はスペシャルなのかな。

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カレー

えぇと私の人生の思い出の日は、2歳のときです。
まぁ2歳なんで、幼稚園にも行ってないんですが、ある日母が昼ごはんにカレーを作っていたんです。
その日は暇だったんで、気まぐれに母の手伝いをしてました。
すると母が目を離したすきに、カレーが吹きこぼれて……。
母がティッシュで拭き取ろうとして、テ...

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小説

ユリ01「旅」

(4)

「お前はそう思わんか……人間も不思議なものだな」
低い声で奴は言った。立体型マスクを黒くした様な物のせいで、こえはくぐもって聞こえた。
「まぁ慣れとはそういうものだな。無理はない」
なんだか一人で納得したようだ。
電車が止まった。
「着いたみたいだぞ」
...

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小説

(3)

ユリは家に帰りドアを開けた。
中は静まり返っていた。ごくりとつばを飲み込む。
ひんやりとした雰囲気は、まるでユリという異物を拒絶しているようだった。
いつもの棚をあさり、ユリは財布を取り出した。
自慢じゃあないが、貯金はたまっていた。
suikaを取り出す。たしか母さんが作っ...

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