マイナス8等だって!
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- 2010/01/05 23:07:07
雑誌の「月刊天文ガイド」に、ふたご座流星群の簡単な速報が載っていた。詳報は来月号だそうだ。
その記事によると、今回のふたご座流星群は、明るい火球が多く見られたそうである。
そこに、僕の目をひく情報があった。
北関東、14日19時00分、-8等
これは、僕が見た火球。
とんでもなく明るくて、美しい流れ星だった。
これがどうやら、今回のふたご座流星群の中では最高に明るかったらしい。
生涯に何度も見られるものではない。
普通に夜空を見て、明るい星が0等。
明けの明星、宵の明星などの水星、金星、火星、木星あたりで、-2等前後。
都会の明るい空では、1等、2等といった程度でも見えにくい。
空気のきれいな場所で、澄んだ暗い状態なら、6等星まで人間には見える。
ちなみに、昔、もともと普通に見える明るい星を0等にして、暗くて見えにくい星を6等に決めたので、現在では、惑星のような特別明るい星がマイナス等級になり、写真観測など、人間に見えないような暗い星が、10等などととても大きな数字になった。
さて、そんななかで、-8等の流れ星。
とんでもなく明るい。
滅多にない。
それを、僕は見たのだ。
でも、音の割には暗くて、イメージとしては、ラクガンのようなぼそっとした固まりが落ちてくるようだった。
流星が通った跡が、煙っぽく残って、かすかに光っていた。
組成によって燃え方も違うはずだけど、そのデータを見たことはないな。
天文台とか、そういう統計はまとまってないのかな。
普通の流星に比べて、びっくりするくらい明るいですよね。
あれはおそらく、今までの人生で最大の驚きでした。
-8等、見てみたいです。