見るのやめた
- カテゴリ:映画
- 2010/01/03 23:58:27
ダイ・ハード4.0をテレビでやっていたけど。
冒頭の何分かは見たけど。
途中で見るのやめました。
この映画、公開のときのテレビCMでも感じたけど、ダイ・ハードじゃないよね。
「偶然、事件と出くわしてしまって、必死こいて事件に立ち向かわなければならない」これが、ダイ・ハードの基本だと思う。
どんな映画でも、その作品を特徴づける骨格というものがあって、それを崩してしまったら、何がなんだかわからなくなる。
ちょっと乱暴な例えだけど、現代劇で現実的な刑事ドラマだったら、主人公がレーザーガンなど使うはずない。実在する拳銃を小道具として用意するはずだ。それも、どんな銃を選ぶかで、主人公の趣味など表現したりもする。
そうやって、映画の現実感を作り上げる。
外してはならない約束というものがある。
それは、シリーズ作品でもそうだろう。
伝統として、作品の約束を作り、守っていかないと、シリーズとしてのつながりが無くなる。
幸運にも、約束を破ることで成功した作品に「エイリアン2」があるのだが、以後、3からは、約束を破ることが約束となって、収拾がつかなくなった。
ダイ・ハード4.0は、ダイ・ハードではない。
僕は、そう感じた。
以前からそう判断していた。
今回、別のアクション映画と思うことにして、テレビの前に座ったのだが。
同じ名前を名乗る以上、別のアクション映画とも思えず、不愉快になったので、途中で見るのをやめたのだ。
ちなみに、「宇宙戦艦ヤマト」も、僕には、一番最初の、松本零士が作ったヤマト以外は、ヤマトだとは感じない。