カールじいさんの空飛ぶ家
- カテゴリ:映画
- 2009/12/09 23:58:10
今年41作目の映画舘鑑賞。
ピクサー・アニメーションスタジオ長編10作品目&ピクサー初の3D&ピクサー初の人間の主人公。
3D字幕を観てきました♪
妻エリーを亡くした孤独で偏屈で頑固な老人カール・フレデリクセンは、
長年暮らした妻との思い出の詰まった家にたくさんの風船をつけて、
妻と必ず一緒に行こうと約束した秘境パラダイス・フォールを目指し、家ごと飛び立ちます。
人生の最後の冒険へ出たはずが予期せぬ珍入者ラッセル少年を迎えたことで旅は思わぬ方向へ…。
冒頭のカールじいさんと妻エリーの出会いから別れまでの70年間のセリフのない追想シーンで、
涙がボロボロと出てしまいました。眼鏡の上に3D眼鏡をかけて泣くと、少し悲惨です。
後半でも、ちょっとうるうるきてしまって、たいへんでした。
78歳の老人と8歳の少年は、対照的なようでいてよく似ています。
ラッセル少年もまた家庭に事情があり孤独を抱え、なんだか二人とも自分を必要としている人を探しているよう。
物語の非現実的なご都合展開の中に、自分の居場所や人生とかを考えてしまうなんだか奥深い映画で、
突っ込みどころもあるけど、あれこれ考える前に、じーんときてちょっと感動してしまう映画でした。
3D映画は数えるほどしか観ていないのだけれど、他の3D映画に比べて、
3Dだということをアピールしていない、なんだかぜいたくな3D使いでした。
なんていうか映像全体の空間の距離感や質感というかそういう表現に使われている感じです。
人間のキャラクターデザインは好みではないのですが、とても美しい映像でした。
1300円(レディースデー料金+300円)を払って3D鑑賞したことに後悔はないし、
1日1回夕方の上映だけとはいえ地方なのに3D字幕の上映をしてくれたことはうれしいのですが、
選択肢は「日本語吹替版」か「3D日本語吹替」か「3D字幕版」。うーん。
同時上映の短編アニメ「Partly Cloudy」は、
命(赤ちゃん)を作り出す雲とその赤ちゃんを運ぶコウノトリの物語。
可笑しいけどちょっといじわるな感じで、だけどほろりとして、でもそれでいいんかいっ!という
うまくまとめてある楽しい短編映画でした。短編も奥深い…(笑)
★★★☆【UP】2009アメリカ
”父親殺し”のモチーフも含まれていたりして興味深いので(70歳超えてても子供なんです)
いつか機会がありましたら、ぜひ。
その昔『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の打ち上げシーンならまだしも、
最初のナレーションでボロ泣きして友人にヘンな顔で見られたもんで。
(まあ一応進路関係で考えるところがあったせいではあるんですけど……)
>ウリ☆さま 冒頭は、それだけで独立した1作品のようでした。
泣かない人もいると思いますが…。
本当みたいですね^^観に行こうかな。
作品集を持っています。
>でもそれでいいんかいっ
まぁいいんでしょう 運ぶ方も命がけですw
3Dに関しては、3Dの度合と作品の没入感は反比例の関係にあるらしく 微妙に度合が調整されているようです。
それにしても 前回のWALL・E/ウォーリーでもそうですが、セリフなしでも感動させるパワーは恐るべしです
個人的に、弱いところを突かれてしまった感じです。
>nanatanさま 字幕が宙に浮いているようで不思議な感じですが、
すぐに慣れたし、文字もくっきりして読みやすかったです。
でも、普通の映像の字幕よりも、ちょっとジャマに感じるかも…。
>ソラリスさま ぜひ♪
3D字幕かな。
最近3D映画が多いけど、基本が吹き替えなのでちょっと困っていたところでした。
カールじいさんで3Dデビューしてみます!
泣き上戸だから、レンタルを待ったほうがよさそう・・・
映画館で、一人で泣くのは、恥ずかしい