スペル
- カテゴリ:映画
- 2009/11/18 23:13:39
今年36作目の映画舘鑑賞。
サム・ライミ監督のB級痛快ホラー・コメディ。
銀行の融資課に勤めるクリスティンは老婆のローン返済の延長を申し出を断ったために
その老婆に”ラミアの呪い”をかけられます。
悪霊に何度も襲われ、自分が3日目にラミアによって地獄へ連れ去られると知ったクリスティンは、
呪いを解こうと老婆の家を訪れますが、彼女はすでに亡くなっていました…。
邦題は、無理があって苦しいです。
「死霊のはらわた The Evil Dead (1981)」 や「キャプテン・スーパーマーケット Army of Darkness(1993)」
のようなヒネリ?があると楽しかったのに、残念です。
それに、邦題で違うイメージをもって間違って観てしまう人がでそうです。
キャッチコピーには「先読みを許さない13のショック!」とか「すべてが覆る衝撃のラスト60秒!!」
とありますが、かなり誇大広告なうえに、ズレています。
怖くない!ですが、怖かったです。出るぞ出るぞと思いながら、出るとやっぱり怖いんです。
怖がりなので、すぐ怖くて目をつぶってしまいます。
でも実は、目を開いてしっかり見ていれば、とてもキモチワルイだけで、まったく怖くないです。
それはわかっているのに、つい「きやっ」と目をつぶってしまったり、
びくっとなってしまうお化け屋敷のような怖さです。
丁寧に建てられているお化け屋敷自体は、現実を皮肉に反映していて、ゾッとさせられます。
農家の出身で上昇志向の強い融資担当銀行員のヒロインとセレブでもろお坊ちゃまなコイン収集が趣味の彼氏、
若いヒロインと老婆、コインとボタン、契約と呪い、お金の負債と魂の負債、
いろいろな対比も興味深く面白いです。
あまり目立ちませんがストーリーもオカルト・ホラー短編としてきちんと成り立っています。
簡単に予想が付くブラックなオチは、やっぱりやっちゃったのね~、という笑いと同時に
一瞬、冷水をあびせかけられたような気分になりした。現実もこんなもの。
怯えるだけではないヒロインのどこまで前向きでたくましい力強さと行動力が、とても頼もしかったです。
子猫ちゃんの運命は猫好き的には辛いですが、けっして無駄(残酷さやグロさの強調)には使われていなし、
演出にも心遣い(と勝手に思ってるだけですが。ラミアが吐き出して子猫ちゃんは天国行き)が感じられます。
それにしても、逆恨みのばーさまはエグすぎでした。
食前食後に観るのはくれぐれも避けた方がいい映画です。
サム・ライミ監督には、ぜひこの路線で映画を作り続けて欲しいです…。
ヒロインの彼を主人公にして続編を作ったりするとベタでとても楽しそうなんですが(笑)
★★★★【Drag Me to Hell】2009アメリカ
>伊勢うどんサマ けっしてリアルな映像でもそれほどグロイ映像でもないんですが、
観ているとつられて吐きそうになってしまうシーンがあるんです…。
見た直後も、ちょっと食事はしたくない感じです。
>LEEさま ズレてるキャッチコピーって、最終的には逆効果ですよね。
間違って観に行ってしまった人が面白くなかった口コミ広げて、観客動員数減少~。
キャッチコピーを信じて見た映画で肩透かし&期待はずれ過去何度もあったので、
見る際は広告はあてにしないようにします^^;
でも、今回も見に行けないんだろうなぁ・・・
>食前食後に観るのはくれぐれも避けた方がいい映画です。
うーむ なんだこれは・・・・
サム・ライミ監督なんですね♪
それじゃ絶対観よっと♪
最近は映画のCM予告で見所をほとんど流したり、
ほんとに映画観たの?っていうキャッチコピーだったりで
そこまでして映画を観せたいの?映画が好きなの?
って思うことがある今日このごろ★
そういう確率はたぶん低いですね(笑)
肩透かし食らいますよね
自分はニヤニヤ笑いながら観てました^^
ばかばかしいホラー大好きです♪