Nicotto Town


人間万事塞翁馬


人間万事塞翁馬

悪いことがあっても、それによって良いことがあるかもしれない。

いいことがあっても、その先に悪いことがあるかもしれない。

中学の卒業式の時、担任の先生が私に贈ってくれた言葉です。

あの時は、受験合格のことだけ考えて、本当馬鹿みたいでした。

周りを馬鹿にしていた本人が、実は一番あれだった。

童話にありそうな感じです。

今しかできないことをするのが一番。

今しかできないことって何だろう?

最近そんなことをよく考えます。

今しかできないと思っている時点で、もう終わっているのかもしれません。

大学の先生を見ていると、基本自由人です。

競馬に行ってみたり、休講にして海外旅行に行ったり、研究すら自分が好きでやっているんだから、とても幸せだと思います。

最近、就職活動に皆忙しくなってきて、1年前まで一緒に夢を語っていた友人達が、とにかくどこかに就職しないとと焦っています。

東京は寒いです。

人が冷たいです。

周りの流れに乗って一喜一憂して、どうなるんでしょう。

人のことより自分のこと。

こんなだから子供まで冷たくなっていくんです。

誰も悪くないけれど、誰もに責任があります。

いい加減、疲れました。

正しいものを図るものさしはありません。

だから人は自分のものさしを作り上げていきます。

他人と接して、それを曲げたり伸ばしたりして、人と同じようなものを作り上げていきます。

その「人」も誰かに接してそれと同じようなものを作ります。

こうしてどんどん同じようなものができていきます。

たまに変わったのに出会うと、一斉に非難するのです。

あなたのものさしは、私たちのと違う。

だからあなたのものさしは間違っている。

もっと私たちと同じように作り変えろと。

それでも変えようとしない人を、私は尊敬します。

その人は自分を知っているからです。

自分を知っているということは、他人をも知っているということだからです。

知るということは、内面に向き合うことだからです。


さっき、中原中也の詩を読んで、熊沢蕃山についての論文を読んで、そう思いました。


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2009/11/18 21:33
ホント人生には・・・色々な転機や・・・
様々な困難もつき物ですね。。。
やはりどんな時も自分を持つことは必要でしょうね。



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