古代ローマ帝国の遺産展-2
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2009/11/15 23:58:44
古代ローマ帝国の遺産展を見て強く思ったことは
なんて明るく享楽的で豊な生活なんだろう
ってことでした。なんだかとっても羨ましいなぁって。
チェックしてなかったのでちらっとしか見られなかった今日(11/15)の
NHK日曜美術館でも、「ぜいたく?素朴?ポンペイの暮らし方」という
タイトルでこの展覧会がとりあげられていたようですが、まさに
我が意を得たりというタイトルで見られなかったのがとっても残念 (>_<)
(今調べたら、来週の日曜夜8時から再放送がある。ラッキー!)
紀元前後1世紀のものなのに、非常に装飾性の高い金にエメラルドや
真珠をあしらったネックレスや指輪、金のランプに銀食器の数々。
ポンペイの「黄金の腕輪の家」の食堂の壁を飾っていたフレスコ画
「庭園の風景」には、様々な花や草木、鳥たちが色彩も豊に描かれ、
食堂の隣の小さな居間の壁面に組み込まれていた「モザイクの噴水」
は青を基調とした練ガラスと貝殻がびっしりと埋め込まれていて、
その青が噴水の水に映えてゆらめく様まで目に浮かぶほど美しかった
です。
展示の最後に5分ほどのバーチャルリアリティ映像で、この非公開の
遺跡「黄金の腕輪の家」の居間と食堂とその前に続くぶどう棚と花咲く
庭を再現していましたが、これがまた美しい!
壁一面に庭園の風景が描かれ、目の前には本当の庭がある食堂で
寝そべって(!)食事をし、部屋の中に噴水のある居間でくつろぐ。
2000年前のローマの方が現代日本の私達より豊かだったのでは?
と思わずにはいられませんでした。
2000年まえのローマ人たち。条件はつくけどうらやましいですっ。
日曜美術館を見ていたら、なんか切なくなりました。
現代の日本に生まれながら冴えない私・・・^^;
でも負けないほど贅沢はしているぞっ!と、いきがってみたりして^^;
どんな家に生まれるかによってずいぶん豊かさが違いそう(^^ゞ
(ガイドなしだったので帰りのナポリで白タクに乗るドジしちゃったけど・・・)
確かNHKだったと思いますが、ベスビオ火山の噴火でどのようにポンペイの街が
被災したかを再現・検証する番組が有りました。子供をかばって覆いかぶさった被災者の石膏など
細かい解説を聞いて記憶を手繰り寄せてみたっけ・・・(^^ゞ
今では憧れるような生活が当時は当たり前。
でも、当時憧れる生活が今の生活なのかもしれないですね(笑