悪霊喰
- カテゴリ:映画
- 2009/11/07 23:50:06
自宅鑑賞メモ。
ヒース・レジャー主演のゴシック・ホラーというか、オカルト・スリラー映画。
カトリック教会が絶対的な権力を持っていた中世に実在した”罪喰い”と呼ばれる儀式がもとになっています。
邦題は大デタラメです。「悪霊喰い」なんて、どこにも出てきません。
悪霊は雰囲気作り程度に出てくるだけで、邦題から想像されるような映画ではありません。
神と悪魔の対決でも、その代理戦争ものでもありません。
”The Sin Eater(罪喰い)”とカトリックの物語です。
キリスト教的な世界観に興味がない人には向いていないと思います。
ヒースの司祭姿だけを目当てに観るには、向いていない人には面白くなくてちょとツライかもしれません。
向いている人(?)には面白いです。個人的には、デープすぎない静けさがとてもツボでした。
悪魔や奇跡を描かずに神の存在(神の力?)を肯定しているのも興味深いです。
シン・イーター(The Sin Eater)は、神の敵対者ではなく、いわば教会の同業者。
死の間際、神の御許(あるいは天国)へ召されるための、あるいは魂の救済のための罪の赦しと祝福は、
神の名のものとに教会だけが与えることのできるものであるのに、
シン・イーターは、教会に代わって、死にゆく者の罪を自らの内に取り込むことにより
死にゆく者の魂を罪から開放する異端の存在です。
かつて教会に見放された者たちを救うためにシン・イーターとなった彼は、
人間の罪を取り込みながら何世紀も生き続けることに疲れ果てていました。
物語は老司祭の死から始まります。
恩師の死の真相を求める若い司祭アレックス(ヒース・レジャー)は、
やがてシン・イーターと対峙することになります…。
「ロック・ユー!」の出演者をそろえてのブライアン・ヘルゲランド監督/脚本。
同じメンバーで、こんなに違う映画が撮れるのかと、少し驚きを感じます。
ラストの雰囲気は、ブライアン・ヘルゲランド脚本の「ミスティック・リバー」を思い出しました。
ヒース・レジャーは、ハマリ役だと思います。
こんなかっこいい司祭、実際には絶対にいないだろう!とも思いました(笑)
【THE ORDER/THE SIN EATER】2003アメリカ・ドイツ
名前のあがった映画、私も好きです。もちろんこの手ばかりが好きと言うわけではないです(笑)
当時司祭役のヒース素敵だな~ぐらいでしたが、今回見直してみて映画についても
ずいぶん忘れいて、2人の子供や猛犬も霊だったのね?とか
今は亡きヒース・レジャーも堪能できた感じです^^
確かにベンノ・フユルマンもいい感じですね~「戦場のアリア(05)」
案外この手の映画好きで、キアヌ・リーブスの「コンスタンティン(05)」とか
ハル・ベリーの「ゴシカ(03)」ミッキー・ローク「エンゼル・ハート(87)」
ブールス・ウィルスの「シックス・センス(99)」
霊は出てこないけどジョン・キューザックの「アイデン・ティティー(03)」なんかも
おもしろかった~もちろんこの手ばかりが好きと言うわけではないけど^^
>やこサマ ロック・ユー!(大好きです♪)からは、まるで想像つかない映画です。
監督は当初、ポール・ベタニーを主役にしたかったとどこかで見かけたんですが、
ヒースで正解かなと思います。でも、ポールのバージョンも観てみたいです。
>ナップさま 「悪霊喰」DVDに録画保存されてるんですね~♪
イーガン(シン・イーター)役のベンノ・フユルマンも、よかったですよね。
ヒースのジョーカーは、未だにちょっとトラウマ気味で、思い出すとゾッとします。
最後の作品「ダークナイト(08)」のジョーカーがあまりに印象的で
すっかり忘れていました。「ブロークバック・マウンテン(05)」や
「ブラザーズ・グリム(05)」にも出てたんですね^^
出演する映画でまるで別物になれる、稀有な俳優でした、惜しかったですね
実は今「悪霊喰い」DVD引っ張り出して見始めてます^^ 自分で撮った物なので
いや~画質最低・・・・
ヒース、良い役者さんでしたよね。
レンタルショップで探してみます♪