続々・ヤツギツネ
- カテゴリ:日記
- 2009/11/03 21:38:33
八狐は平八狐に叱られた後、懲りもしないで恩田の初連に会いに行くべく旅を続けておった。
八狐は最初、鎌倉街道を行こうとして道に迷ったので、今度は東海道を西へ西へと進んで
行く事にしたのだが、豊川稲荷から東海道五十三次の35番目の御油宿に出て、赤坂宿を
過ぎた頃にはまたお腹が好いて来てしまっていた。
『次の宿場町は何処だったかの~』と思っていると、丁度 藤川宿につく頃だった。
何せ稲荷寿司を食ってから何も食べていなかったので、何か食べたいとは思ったが金が無い。
周りを見渡すと・・・ ん?
なんだか立派なお寺があるようだ。
お寺で何か恵んでくれないかな? と思った八狐は山の上にあるお寺に向かった。
山道を上がっていくと、どんどん水子地蔵が増えていったがあまり気にしないようにして
更に登っていった。
すると・・・
ちっょとこざっぱりした大きなお寺の前に出たのでした。
八狐「なになに? 一畑山薬師寺?」
と独り言を言って居ると、何処からともなく通りすがりの参拝者が現れて話し掛けて来たのでした。
通りすがりの参拝者「そうですよ~、ここが一畑山薬師寺ですよ~、水子供養と松茸料理
と温泉が有名なお寺ですよ~」
八狐「ちょwww おまwww 見たこと有ると思ったら、豊川稲荷のグルメレポーターじゃ
ねーかwww つーか、ここはお寺なのか旅館なのかどっちだよwww」
通(略)「てやんでぃ! こちとら宵越しの銭は持たねぇ江戸っ子でぃ!」
とまた変な事を言って通りすがりの参拝者は何処かに行ってしまった。
八狐「うーむ・・・ 松茸食うほど金持ってないなぁ・・・ お寺の周りに松がいっぱい生えて
いるから、松茸生えてないかな?」
とちっょと道を外れて山の中にこっそり入っていって、あわよくば黙って松茸を盗ってしま
おうとか狐らしい事を考えていたのだが・・・
八狐「ちょwww クロマツバッカじゃねーかwww こんな所に本当に松茸生えてるのか?」
と独り言を言った途端、坊主に見つかってしまった。
坊主「こりゃ! 泥棒狸! 松茸を盗みに来てはいかん!」
八狐「ちょwww 狐だってばwww」
坊主は鎌を持って追っ掛けてきたので、八狐は慌てて逃げだした。
ダダダダダ・・・
・・・・・
・・・
・・
何とか逃げる事ができた。
しかし、気が付くと隣の山に迷い込んでいたのでした。
はて、ここは何処だろう?
山の頂上付近には白くて大きな建物が見える。
とりあえず八狐はその建物に近づこうとしたのだが、
急に脇から猿が飛び出してきたので、驚いて崖から落ちてしまった。
崖から落ちるとそこは道になっていたのだか、金木犀がっぱい咲いていて、
その金木犀に物凄く沢山の「スズメガ」が集っていて、それに驚いて山を駆け下りて
来たのでした。
何と言う恐ろしい所なんだ・・・ Orz
とりあえず田んぼを抜けて駅まで出れば何かあるかと思ったが、無人駅で周りには
駄菓子屋しかなかった。
そして駄菓子屋のおばあさんがこっちを見てこう言った。
婆さん「あんたあの山のてっぺんの建物をラブホテルと間違えたのけ?」
八狐「ラブホに一人で行く趣味はありませんよ ><」
婆さん「ああそうだべか、あの山のてっぺんにはラブホと間違えて登っていくアベックが
ぎょーさんおるんでのぅ。」
八狐「ちょwww アベックってwww」
八狐は恐ろしい山を後にして先に進んでいったのでした。
つづくのか?
酔っ払いの戯言ですので突っ込み所は満載だと思います。 Orz
変なこと書いてすみませんねぇ (^_^;)
何故かコメントが出来ないようになってました。 Orz